現場主義貫き紛争防ぐ/池田社会保険労務士事務所 池田 博

2013.10.21 【社労士プラザ】
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池田社会保険労務士事務所
池田 博 氏

 私は仕事柄、セミナーや各種会合で自己紹介をする機会がよくある。そのときは、「労働問題専門の社会保険労務士、池田博です」と言うようにしている。もちろん、労働問題以外の社会保険や労働保険の手続き、給料計算なども行っているが、「労働問題専門」と強調している。

 それには、他の社労士との差別化を図るという狙いがある。開業社労士は全国で2万2000人以上、私の地元大阪だけでも2000人を超えるため、営業政策的には何かしらの特徴を出す必要がある。

 しかしそれ以上に、世間一般の方々に社労士の仕事を正しく認識していただきたいからだ。数年前の「宙に浮いた5000万件」の年金騒動で、社労士がテレビや新聞に登場するようになって知名度は上がったが、それは年金の専門家としてであり、あくまで「手続きをする人」と捉えられている。しかし、現実には就業規則や人事制度・賃金制度等を作成し、労使トラブルの解決や予防に貢献している。つまり、正しい労使関係の形成に不可欠の仕事をしているのだ。このことを知っていただきたくて「労働問題専門」を強調している。

 そして、「正しい労使関係の形成に不可欠」な存在であるために、私が最も大切にしていることがある。それはいわゆる「現場主義」だ。時間の可能な限り各顧問会社の労働現場に足を運んで従業員と話をするのだ。もちろん、仕事の依頼主である経営者としっかり話をすることが第一。しかし、経営者自身が気付いていない社内問題が発生していたり、発生する危険性が隠れている場合が多々ある。

 例えば、経営状態が厳しくて昇給できなかった会社があった。経営者は「会社の状況を従業員は理解してくれているだろう」と考えていたが、実際には従業員の多数が不満を持っていた。労使トラブルの火種があったのだ。これをいち早くキャッチし、事前の策を講ずるためには「現場主義」しかない。

 昨今では様ざまな価値観を持った従業員による社内の軋轢、職場のいじめやパワハラ問題、メンタルヘルス問題などトラブルの危険性があちこちにある。これらの事前予防こそ社労士の存在価値を認めてもらう最良の方法と信じ、日々「現場主義」を実行しているのだ。

池田社会保険労務士事務所 池田 博【大阪】

【公式webサイトはこちら】
http://sharosi-ikeda.life.coocan.jp/

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    平成25年10月21日第2941号10面 掲載

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