令和6年「雇用動向調査」の調査結果―転職入職者の賃金は、前職と比べて「増加」した割合が上昇(厚労省)
入職率、離職率は低下、入職超過率は縮小
厚生労働省は、令和7年8月26日、令和6年「雇用動向調査」の結果を取りまとめ、公表した。
「雇用動向調査」は、全国の主要産業の事業所における入職者数・離職者数、入職者・離職者の性・年齢階級、離職理由等の状況を明らかにすることを目的に、上半期と下半期の年2回実施されている。今回の結果は、この2回の調査結果を合算し年計として取りまとめたもの。
調査結果のポイントは以下の通り。
(1)入職率、離職率及び入職超過率
・入職率 14.8%(前年と比べて1.6ポイント低下)
・離職率 14.2%(前年と比べて1.2ポイント低下)
・入職超過率 0.6ポイント(入職超過)(前年と比べて0.4ポイント縮小)
(2)就業形態別入職率及び離職率
・一般労働者
入職率11.8% 離職率11.5%(前年と比べて入職率0.3ポイント低下、離職率0.6ポイント低下)
・パートタイム労働者
入職率22.7% 離職率21.4%(前年と比べて入職率4.8ポイント低下、離職率2.4ポイント低下)
(3)産業別入職率及び離職率
・一般労働者
宿泊業,飲食サービス業 入職率21.2% 離職率18.1%
サービス業(他に分類されないもの)入職率19.4% 離職率19.0%
・パートタイム労働者
宿泊業,飲食サービス業 入職率33.3% 離職率29.9%
サービス業(他に分類されないもの)入職率27.6% 離職率23.8%
(4)転職入職者の賃金変動状況
・前職の賃金と比べて「増加」した割合40.5%(前年と比べて3.3ポイント上昇)
・「減少」した割合29.4%(前年と比べて3.0ポイント低下)
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令和6年 雇用動向調査結果の概要
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/25-2/index.html