【安全衛生・お薦めの一冊】『健康経営は職場にどのような効果をもたらすのか』

2025.06.26 【書評】
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中小企業の事例も紹介

 本書は、健康経営を職場で実践するために、経営学的にアプローチしたもの。CSR(企業の社会的責任)、人的資源管理、株主の判断材料として健康経営は有用であるとしている。「健康経営とは何か―その概念をつかむ」「近年における健康経営の政策的展開と広がりの状況」「健康経営の実践が職場で求められる背景」「健康経営の先進的な実践内容とその効果」「健康経営のこれから」の全5章で構成。とくに中小企業の取組み事例を紹介しており参考になる。

 例えば、廃棄物の処理・再生の事業を行う会社では、社内に「マインドフルネスセンター」を設置。エクササイズ、栄養学、整体、ヨガなどを行うほか、健康イベントを開催して地域貢献をしているという。また、総合工事を手がける会社では、生活習慣病予防健診の100%の受診を徹底。さらに社員にがんのリスクについて情報提供を行っている。

 健康づくりを進めたい企業にとって、うってつけの一冊。

(橋村政哉著、現代図書刊、TEL:042-765-6462、A5判/146ページ、税込2200円)

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2025年7月1日第2477号 掲載
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