【安全衛生・お薦めの一冊】『ヒヤリ体験から学ぶ災害の芽を摘みとる具体策 第2版』

2012.12.01 【書評】
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ライン管理・監督者必携

 ヒヤリ・ハット報告は、潜んでいる災害を浮きだたせる現場からの貴重な声だ。にもかかわらず、作業者がヒヤリ報告を出してくれないといった声をよく耳にする。

 本書はそうした問題について、作業者がヒヤリ報告を理解してスムーズに提出してくれるかをライン管理・監督者を対象に書かれたたもの。「ヒヤリ報告は“なぜ”導入されたか」といった基本的事項に始まり、本書の核となる「ヒヤリ報告の“心の訴え”12項目」で人間が不安全行動を起こしやすい心身的弱点を知り、それを作業者にチェックしてもらい、どうすればいいかの具体例をあげている。

 「ヒヤリ報告活動の制度化」「ヒヤリ報告を生かした学習指導」「ヒヤリ体験を自己管理に生かすには」「ヒヤリ報告を管理資料に」とする実務的内容も収められている。まさにライン管理・監督者必携の書といえる。

(労働新聞社刊、谷村冨男著、TEL:03-5926-6888、B5版、143ページ、1600円+税)

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平成24年12月1日 第2175号 掲載

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