企業の「永続」めざし支援/社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー岩田事務所 所長 岩田 健一

2017.09.03 【社労士プラザ】

社会保険労務士・
ファイナンシャルプランナー
岩田事務所
所長 岩田 健一 氏

 私は、大学の心理学科を卒業後、信用金庫に就職し、調剤薬局経理職を経由して平成26年8月に独立開業した。社労士の経歴としては異色な方であると思っている。私のような業歴の浅いひよっこが、百戦錬磨の諸先輩方には敵うわけもない。労働法令の専門性や、社会保険・就業規則・助成金に関しては日々勉強である。

 そんな私がこの3年なんとか廃業せずにやってこられたのは、社労士以外の知識のおかげである。信金・経理職時代に得た経営管理・会社財務・総務全般の知識と経験、ファイナンシャルプランナーの知識、心理学・心理分析・コーチングのスキルなどが今に生きている。

 社労士としての専門性は諸先輩方に劣るかもしれないが、私は総合力で勝負している。従業員10人未満のごく小規模の顧問先が多いのもそのおかげだと思っている。

 企業経営を考えるとき、すべてに優先して考えるべきことは「企業の(倫理観があることを前提とした)永続性」である。労務管理や労働法令の遵守は、会社が永続するための手段の一部にすぎない。これらに目が向きすぎて、結果として企業の永続性が損なわれるようなことがあってはならない。

 社労士の活用も、企業の永続性のための一手段にすぎない。企業経営に貢献できる(金銭的・非金銭的)価値を与えられなければ、当然切り捨てられる。

 私は、「社会保険労務士」の名称を使って営業しているが、与えている価値は社会保険労務士としての専門性とは違う部分である。

 私が提供している価値は、分かりにくい専門的な話を分かりやすく噛み砕いて話すこと、社労士業務にとらわれず企業経営をトータルで俯瞰して最適な提案をすること、コーチングのスキルなどを活用して「社長の思考の棚卸し」をすることなどである。

 私は、「役に立つ」ということを信条に活動している。私が提供できないディープな専門性をクライアントが求めるのであれば、私以外の社労士でも躊躇なく紹介する。私が要望に応えられないのであれば、その要望を満たせる人を紹介することによって役に立てると考えている。

 これから先AIが発達すれば手続きも法律相談もAIに取って代わられるといわれている。しかし、人の心の分野に関してはAIに代わられることはない。私は今後、法律論ではなく、総合力や人の心を主体とした部分で企業永続性に貢献していく。

社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー岩田事務所 所長 岩田 健一【愛知】

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掲載 : 労働新聞 平成29年9月4日第3127号10面

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