『心理学』の労働関連コラム

2023.07.08 【書評】
【今週の労務書】『カスハラの犯罪心理学』

深呼吸して相手を観察  著者は、山形県警の科捜研で犯罪者プロファイリングに携わってきた。現在は東洋大学社会心理学科で教鞭を執る傍ら、日本カスタマーハラスメント対応協会理事を務める。  職場内で共有したいのは、著者が提案する「被害に遭った際に取るべき5段階の手順」だ。深呼吸で冷静さを取り戻した後は、「相手の観察」と「状況の整理」を行い、具体……[続きを読む]

2022.12.08 【書評】
【本棚を探索】第45回『あなたのまわりの「高齢さん」の本』佐藤 眞一 著/諏訪 康雄

シニアの「なぜ?」が解消  現在、あれこれ問題視される言動の背後にある高齢者の「思考と行動の特徴」を、長年の研究蓄積を背景として平易に解説した本である。  著者は、心理学科に高齢者関係の授業すらなかった半世紀近く前、同級生から「未来のない老人の研究をして何の意味があるの?」といわれながらも、老年心理学の研究を志したとのこと。先見の明がある……[続きを読む]

2022.02.19 【書評】
【今週の労務書】『ロジカルティーチング  ガツガツしていない若手社員を伸ばす技術』

心理学の知見など活かす  前のめりで上昇志向が強いタイプでないような、受け身の今どきの若手社員をどう育成するかについて解説したのが本書。心理学や経営学などの知見を生かした手法を示す。  たとえば、人は行動する理由が腹落ちしないと主体的に動こうとしないという「カチッサー効果」を紹介し、行動を起こさない若手社員には、納得する理由と全体像が把握……[続きを読む]

2019.12.15 【社労士プラザ】
性格応用心理学の活用/半田朱美社会保険労務士事務所 半田 朱美

 私は、山形県で社会保険労務士の業務を行っている。5年ほど前から、性格応用心理学(エニアグラム)を使った相談・コンサルティングを行っており、本稿では、従業員のトラブル解決に非常に効果的だった事例を紹介したい。  クライアントに、飲食店を2軒、経営している事業主がいる。2018年に相談を受け、その内容は、従業員から「業務の手が足りないので、……[続きを読む]

2017.09.03 【社労士プラザ】
企業の「永続」めざし支援/社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー岩田事務所 所長 岩田 健一

 私は、大学の心理学科を卒業後、信用金庫に就職し、調剤薬局経理職を経由して平成26年8月に独立開業した。社労士の経歴としては異色な方であると思っている。私のような業歴の浅いひよっこが、百戦錬磨の諸先輩方には敵うわけもない。労働法令の専門性や、社会保険・就業規則・助成金に関しては日々勉強である。 そんな私がこの3年なんとか廃業せずにやってこ……[続きを読む]

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