【今週の労務書】『みんなが良くなる みんなでつくる みんなの就業規則』

2015.04.06 【書評】

身元保証人と面談を実施

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 人が誰でも持つ「親切にしたい、同情するなどの優しい感情=良心」に焦点を当て、どうすれば就業規則を良心的に運用できるか論じているのが本書最大の特徴である。

 例えば、採用活動後に身元保証を求める際は、郵便でやり取りするのではなく、実際に身元保証人と会うことを推奨。経営者などが自ら面談することで新入社員の人となりが分かるばかりか、保証人と心もつながって、問題発生時に身元保証書が有効に機能するとしている。

 また、冠婚葬祭などは従業員が人間として成長する場ととらえており、会社が独自の休暇制度をつくることを提案した。

 自己中心化と権利主張化が進む今だからこそ、東洋哲学をベースにした本書から学びたい。

(下田直人・日比野大輔著、日本法令刊、TEL:03-6858-6967、2000円+税)

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掲載 : 労働新聞 平成27年4月6日第3011号16面

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