【今週の労務書】『ケースで学ぶ労務トラブル解決交渉術――弁護士・企業の実践ノウハウ』

2014.01.13 【書評】

企業側の損失を抑制

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 本書は、企業の人事労務担当者や若手弁護士に向けて、企業が直面しやすい”労務トラブル”を解決するための具体的手順を示した解説書。解雇・退職勧奨、残業代請求、うつ病による休職など5つの具体的事案について、労働者側との交渉の流れを再現しながら、訴訟を回避しつつ早期解決に導くためのノウハウを明らかにしている。

 労務トラブルを完全に防ぐのは困難との見方から、発生時の対応を重点的に説明。企業側の損失を最小限に抑えるためには、金銭面などである程度の譲歩をしてでも、話合いによって迅速な解決を図るのが賢明とみている。

 企業側がめざす”落とし所”の設定方法や、交渉前の準備事項も示されており、とくに経験が浅い担当者の参考になる。

(安倍嘉一著、民事法研究会刊、TEL:03-5798-7257、2500円+税)

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掲載 : 労働新聞 平成26年1月13日第2952号16面

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