社内の意思疎通を改善/コーチ社労士事務所 池澤 まゆみ

2024.03.02 【社労士プラザ】
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コーチ社労士事務所 池澤 まゆみ 氏

 高知県高知市で開業して13年になった。きっかけは20年前、前職在籍中に社長から「これからは女性が活躍する時代が必ず来るから、社内だけでなく、社外でも通用するよう国家資格を取っておいた方が良い」と社労士受験を勧められたこと。当時はフルタイムで勤務しながら、子育て真っ最中。苦節5年の受験生時代に人生を変える大きな出会いがあった。師と仰ぐ北村庄吾先生との出会い。先生の仕事に対する情熱や、周りの先生方が眩しくみえた。生活に密着する社労士の仕事は、働く人を元気に、そして幸せにしていける職業だと思った。

 パワーハラスメント、職場の規律の乱れ、社員の定着率の低さなど、企業にはさまざまな問題が溢れている。これらの背景には、経営層と社員の、または社員同士の意思疎通に課題がある。職場の人間関係を改善し、労務トラブルを未然に防ぐため、コミュニケーションの専門スキルであるコーチングを学び、認定コーチの資格を取得し現場で活かしてきた。今はICF国際コーチ連盟PCC(プロフェッショナル・サーティファイド・コーチ)をめざしている。

 小売店の店長向けにコーチングをし、社員間のコミュニケーション改善へアドバイスをしたところ、3カ月後にはほとんどの店舗で売上げが改善した。コミュニケーションは労務問題のみならず、売上げにも影響していると実感した。

 「コーチング×社労士」、これまでにない分野で活躍できるのでは? コーチ社労士事務所の由来はそこにある。現在は社内コーチを育成するプログラムのほか、管理職向けのコーチング研修や、パワハラ予防研修、部下の成長を促す「1オン1」ミーティングの導入支援などを行っている。

 また、若手社員向けに「SPトランプ」、「承認カード」や「持ち味カード」などカードを使ったコミュニケーションに特化した研修プログラムを企業に提供している。

 研修は社内で起こりがちなトラブル、シーンを想定してロールプレイングを織り交ぜるのが特徴だ。難解な座学をしたり、講演者が1人で話し続けるような研修ではなく、親しみやすい参加型の研修を実施している。現場にすぐに生かせるとお客様に喜ばれているのが、働きがいとなっている。

 昨年は、嬉しいことに長女が社会保険労務士試験に合格し有資格者となった。

 事業を通じ、生きがいややりがいをみつけ、仲間とつながり、物事に前向きに取り組んで、いつでも自分らしくいられる人を増やしていきたい。そして世界中の人が自分を信じ、自分を愛し、みんなを信じ、みんなを愛する世界を創りたい。

【公式webサイトはこちら】
https://www.coach-sr.com/

コーチ社労士事務所 池澤 まゆみ【高知】

令和6年3月4日第3439号10面 掲載

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