『人事制度』の労働関連コラム

2021.06.19 【書評】
【今週の労務書】『人事の組み立て~脱日本型雇用のトリセツ~』

逆説的に学べる基本  一知半解のジョブ型論を戒める内容は、結果として日本の雇用慣行、人事システムの基本を分かりやすく描き出している。フラットな立場からなされる解釈・講釈は、実務を知らない研究者や営業前提のコンサルタントのそれとは明らかに違う。本場のジョブ・ディスクリプションがいかに厳密さに欠けるものなのか紹介したり、日本企業の持つ人事権が……[続きを読む]

2021.05.01 【書評】
【今週の労務書】『生産性向上に効くジョブ型人事制度』

“老舗”が明かす定着の鍵  日本企業の生産性の低さに対し、著者は諸外国との意思決定スタイルの違いを指摘する。多くの関係者を巻き込み、会議や打合せを通じてコンセンサスを得ようとする“無駄”の背景には、個々人の責任・権限の曖昧さがあるのだと説く。「ジョブ型」導入は生産性向上と相性が良いとし、本書ではとくに職務記述書のつくり方を詳しく解説してい……[続きを読む]

2021.04.30 【書評】
【GoTo書店!!わたしの一冊】第17回『人事の古代史―律令官人制からみた古代日本』十川陽一著/濱口 桂一郎

職能資格制は有史1000年  人事といっても古代日本、律令制を導入して左大臣だの中納言だのとやっていた時代の人事の本だ。ところがこれがめっぽう面白い。歴史書としてもそうだが、人事労務管理の観点からも大変興味深いのだ。  律令制以前の日本はウジ社会。要するに豪族たちの血縁原理でもって世の中が動いていたわけだが、諸般の事情で中国化せねばならな……[続きを読む]

2020.11.07 【書評】
【今週の労務書】『1on1の対話レッスン ワンランク上のコーチング』

20個の練習で上達へ  タイトルのとおり実践に力点が置かれているのが特徴となっている。スポーツや語学と同様に1on1(ワン・オン・ワン)の対話にも練習が欠かせないとして、合計20個に及ぶエクササイズを収めた。  最初に実施する練習としては、自分自身と向き合うことを挙げた。シートを活用して、経験してきた仕事やプライベートの経験、自身の性格を……[続きを読む]

2020.10.31 【書評】
【今週の労務書】『シリーズ ダイバーシティ経営 管理職の役割』

横のつながりを促す  課長以下のライン管理職に焦点を当て、企業の実施する人事施策上、何をすることが求められ、一方で何がその実行を阻害しているかを解説した。過去の多数の研究を参照しつつ、解決策を提示する。  ダイバーシティ・マネジメントの難しさの1つとして、管理職個人の持つ信念に影響される点を指摘。たとえば、仕事に全力投入する者を高く評価す……[続きを読む]

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