1カ月163時間の残業で運送業者を送検 過労死ライン超えが常態化 高知労基署

2019.07.08 【送検記事】
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 高知労働基準監督署は、自動車運転者の労働者4人に違法な時間外労働をさせたとして、貨物自動車運送業者と高知支店(高知県高知市)の支店長および支店次長を労働基準法第32条(労働時間)違反の疑いで高知地検に書類送検した。

 高知支店では1日7時間、月127時間を限度とする36協定を締結していた。支店長と支店次長は平成29年8月~30年6月までの間、自動車運転者4人に、限度時間を超える時間外労働をさせた。すべての月で4人全員の限度時間の超過があったわけではないが、この間は1カ月100時間を超える時間外労働が常態化していたという。1カ月の時間外労働は最長の者で163時間に上る。残業代は適正に支払われていた。

 同労基署は支店長と支店次長の認否を明らかにしていない。違反発覚の経緯も「答えられない」としている。

【令和元年6月19日送検】

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