【主張】令和時代を機に国力増強

2019.04.25 【社説】
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 日本は「令和」の新時代に入った。これを機に気分を一新して日本の再興、改革を図っていきたい。大規模自然災害の多発や経済ショックの拡大など、平成の30年間は日本にとって稀にみる厳しい時代だった。世界における日本の社会的、経済的地位も著しく低下してしまった。国民の生活は、縮小するパイの取り合いとなって相対的に貧困化した。気分が一新するということは個々としては小さいが、1億国民の気持ちがプラスに働けば大きな力となる。打つべき手を打ち新しい流れに乗れれば、現状から脱することが可能と考えたい。

 日本は、平成年間で世界的地位が大きく後退してしまった。国内総生産(GDP)の相対的低下がそれを象徴している。世界全体のGDP総額が大きく拡大するなかで、日本は長期間にわたり停滞が続いた。日本のGDP構成比は、ピーク時に20%に達しようとしていたが、現在では6%前後に過ぎない。

 甚大なダメージを受けたのが、最先端技術開発である。GDPの相対的低下によって、技術立国であったはずの日本の地位が失われようとしている。すでに米・中・欧の先端技術力に大きな後れを取っている。この間、競い合って大規模投資を進めなければならなかったが、対応できなかった。長期停滞が日本の将来的発展にとって取り返しのつかない致命傷となりかねない。平成年間が「失われた時代」と称する所以である。

 令和時代に入り、日本はこれ以上停滞を続けることはできない。根本原因となっている病的なデフレ状態から一刻も早く抜け出さなければならない。世界的地位の低下に歯止めをかけて、国民の生活向上に結び付ける必要がある。早くインフレに転換して拡大再生産に火を付けなければならない。

 平成の30年間を反面教師とすれば、答えは明らかである。新時代突入を契機に1億国民のプラス思考を後押しする積極的経済政策に思い切って転換すべきである。雇用情勢が高止まりしている今がチャンスだ。衆議院を解散し国民の声を聴くことから再スタートしたい。

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令和元年5月6日第3207号2面 掲載

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