【見逃していませんか?この本】「生きている時間は全て仕事」からの脱出/岩崎裕美子『ほとんどの社員が17時に帰る売上10年連続右肩上がりの会社』

2016.08.15 【書評】
  • TL
  • シェア
  • ツイート
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 「残業しない社員はいらないと思っていた・・・かつてこう考えていた経営者が、考え方を一変して、働きやすい職場づくりを推進したら、売上げが伸びて会社も急成長――。という、絵に描いたようなサクセスストーリーなので、長時間労働が当たり前となっている会社の経営者なら一読した方が良い。

 かつて、小さなベンチャーの広告代理店で夜も寝ないで仕事をしていたという筆者。帰りは終電、土日も出勤、「会社の拡大のために、生きている時間は全て仕事をしていた」という。

 大きな転機は、筆者が会社を立ち上げてしばらくした頃、41歳の時の出産経験だ。出産後、職場復帰をするも、育児を理由に遅くまで働くことができず、体調不良に。「『このままでは、病気になってしまう!』と本気で焦」ったことから、定時退社を徹底する会社づくりへと舵を切った。

 その後の対策は多様だ。毎月の業務の棚卸し、取引先を巻き込む理念共感型のアウトソーシング、事務職の廃止などなど。ただ、これだけの対策を講じても社員は暗く、会社の雰囲気は悪かったという。それはなぜか、そしてそれをどう解決したか…は、本書をお読みいただきたい。

 「働き方改革」が叫ばれて久しいが、どうすれば働きやすさと働きがいを両立することができるのか。本書はそれを示しているといえ、経営者の一つの道標となろう。(M)

いわさき ゆみこ、クロスメディア・パブリッシング・1598円/㈱ランクアップ代表取締役。1968年北海道生まれ。ホットクレンジングゲルをはじめとするオリジナルの化粧品販売を行っている。

あわせて読みたい

ページトップ