コンサル業務で活躍を/友成労務事務所 友成 敏朗

2018.11.04 【社労士プラザ】

友成労務事務所
友成 敏朗 氏

 私が社労士の資格を知ったのは、昭和49年4月で大学3回生だった。卒業までに何か資格を取りたいと考え、分厚い資格案内の本を開けたところに偶然載っていたのが「社労士」。これが社労士との出会いだった。当時は今ほど認知されていない資格で、その本には「将来性があり、今後有望な資格云々…」という内容が書かれていたように記憶している。

 「そのような資格なら将来役立つかもしれない」とあまり深く考えることなく、第6回社労士試験を受験、運良くその年に合格した。合格後は、折角取った資格を生かしたいと考えたものの、右も左も分からない大学生。電話帳に載っている社労士事務所に片っ端から電話を掛けた。そして幸運にも縁があり、ある事務所でお世話になることができた。小さな事務所だったので、書類の作成、調査、接客と何でも任せられ、鍛えられたお陰で一通りの仕事をこなせるようにはなった。

 その後事務所を退職し、24歳で事務所を開業したが、この若さでの開業は想像以上に厳しく、開業当初は損保代理店・学習塾などの副業も行いどうにか生計を立てた。そして5年ほど経った頃から、少しずつ努力が実を結び、税理士はじめ色々な方からの紹介などで顧問先が増え、現在に至る。

 今年は社労士法制定50周年の記念すべき年であるが、第6回で合格した私は社労士法とともに歩んできたといえる。社労士の仕事はここ10~15年ほどで随分変わったように感じている。若い頃は、1・2号業務が中心であり、書類を作成して行政の窓口に提出するというのが社労士の主な仕事だった。法改正もほとんどなく、のんびりとした時代だったように思う。

 その後、未払い残業、ハラスメント、労務トラブルに関する相談、社員研修などの業務の比重が増えてきた。また労働社会保険諸法令の改正が頻繁に行われており、社労士の業務も複雑化しているように感じる。

 AIやロボット化で社労士の仕事が置き換わる、クラウド化で手続き業務が少なくなり社労士業務が脅かされると最近は危惧されている。しかし、働き方改革の流れは、社労士にとって逆風ばかりではないように感じている。コンサルタント業務では今までよりも社労士が社会に貢献し、活躍できる時代が来ると確信している。チャンスはたくさん転がっていると思う。是非、若い社労士の方には頑張って社労士の可能性や活躍の幅を広げていただきたい。

友成労務事務所 友成 敏朗【大阪】

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掲載 : 労働新聞 平成30年11月5日第3183号10面

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