「鹿児島は住むところ 東京は遊びに行くところ」 地元就職のメリットを学生へ示す 鹿児島労働局

2018.07.25 【監督指導動向】
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若手でもマルチプレーヤーとして活躍可能と強調

 鹿児島労働局は、県内の高校生、大学生に向けて県内就職を促すリーフレット「鹿児島で働くということ」(写真)を作成し、配布した。県外就職率が全国トップクラスとの課題を抱えており、ワーク・ライフ・バランスが実現しやすい、若いうちからマルチプレーヤーとして職場で活躍できる可能性がある、生活費が東京都よりもかからない――などと訴えている。

 鹿児島で働く魅力に関しては、県内に多い中小企業では1人でいくつもの役割を担う場合が多く、30歳代前半で課長に就くケースもあり得るなど、本人のやる気次第で仕事の可能性が広がり、やりがいにも直結すると指摘した。中小の特徴である職場内の風通しの良さや地域とのつながりも挙げる。平均通勤時間は東京都の93分と比較して55分と40分近く短いという。

 仕事以外でのメリットも多くあるとしている。1カ月当たりの家賃は、東京都6万2262円に対して鹿児島県は3万7749円などとデータを示したほか、東京都と比べて出産費用や教育費が安い、一般病院数が多い、平均帰宅時間が早く日常的に家族で夕食を囲めるといった情報を提示した。

 さらに都心から鹿児島へ年末年始に帰省する際の費用を示したうえで、「鹿児島は住むところ、東京は遊びに行くところ、そんな生活も考えてみませんか?」と訴えている。

 同労働局は、「今回のようなリーフレットの作成は初めての試み」とした。

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