【今週の労務書】『職場にいるメンタル疾患者・発達障害者と上手に付き合う方法』

2018.04.28 【書評】

トラブル回避法を伝授

Amazonにリンクします

 会社に雇用されて働く障害者にとっての“駆け込み寺”的存在のユニオンを率いる筆者の持論は「雇用と福祉は違う」ということ。常にそうした視点で相談を受け止め交渉に臨むスタイルを採り、ユニオン書記長という立場でありながら、団体交渉を通じて会社から信頼の声が寄せられるケースも少なくない。

 いわゆる「精神障害者」が企業による雇用義務の範疇に加わったのを受けて上梓された本書は、職場に当事者を迎え入れた際に起き得るトラブルをいかに防ぐかに焦点を絞った実務書。日々実際のトラブルと向き合っている筆者にしか書けない実践例盛り沢山の内容で、受け入れる企業の担当社員が、逆に病んでしまわないためにも必見の書と位置付けたい。

(久保修一著、日本法令刊、TEL:03-6858-6967、1700円+税)

掲載 : 労働新聞 平成30年5月7日第3159号16面

あわせて読みたい

ページトップ