【ひのみやぐら】半鐘を鳴らし続ける覚悟で

2014.01.01 【社説】
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 長年ご愛読いただいている読者なら、ご存知であろう。かつて安全スタッフの社説は「火の見櫓」と称していた。内輪の話で恐縮だが、このたび社説欄の執筆陣変更に伴いタイトルを「ひのみやぐら」とした。安全衛生を取り巻く環境が大きく変わるなか「温故知新」ということで、原点に立ち返り、ブレない誌面づくりを目指すという決意を表した。平仮名なのは、分かりやすさ、親しみやすさを表現したつもりであって、編集者としてのささやかなこだわりと受け取っていただければありがたい。

 さて、火の見櫓は、火災の早期発見、消防団の招集、近隣住民への警報が主な役目となる。形状は三本脚や四本脚のもの、消防屯所と一体型のものなど意外とさまざまある。いうまでもないが、周囲をよく見渡せる高い位置に見張り台が設置してあり、火事が起きたときに知らせる半鐘が付いている。

 当編集部員は、常に生産の現場にいるわけではない。その位置は火の見櫓の見張り台と同じく少し離れた所におり、町に異変がないか見渡すように、事業場や行政、司法機関などを駆け巡り取材する。労働災害防止に関する情報をキャッチすれば、思いを込めてペンを走らせる。それは、半鐘を鳴らす番人と同質の行為であると考える。このように火の見櫓とよく似た使命を持つものが、マスメディアであろう。この、われわれならではの手法で、今後も一層、労働災害防止に寄与していきたい。

 ご承知のとおり、安全衛生の分野は三次産業の労災増加、メンタルヘルス対策、東日本大震災や東京五輪開催で工事量増加に伴う安全対策など避けては通れない問題が山積している。読者諸兄には、やかましいと思われるのを覚悟のうえで半鐘を鳴らし続けたい。

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平成26年1月1日第2201号 掲載

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