製造請負業 元請工場で月120時間残業させ送検 東近江労基署
2025.05.05
【送検記事】
滋賀・東近江労働基準監督署は、労働者2人について時間外労働の上限規制を超えて働かせたとして、ガラス製品の製造請負業のニチカレ㈱(滋賀県東近江市)と同社代表取締役を労働基準法第36条(時間外及び休日の労働)違反の疑いで大津地検に書類送検した。1カ月当たりの時間外労働は最大で120時間を超えていた。
立件対象期間は、令和5年3〜5月。時間外労働の長さは平均して80時間を上回っていた。労働者2人は、元請会社の工場内で製造業務に従事していた。
同労基署は、長時間労働が発生していた要因について、「退職者が増え、人員が少ない状態だったようだ。増員を図っていたが人材を確保できず、残った労働者に負担が集中していた」と話している
【令和7年2月10日送検】