【今週の労務書】『労働法のキモはすべて『桃太郎』が教えてくれる。――リーダーなら知らなきゃヤバいマネジメントの必須知識』

2013.06.10 【書評】

手軽に基礎学ぶ入門書

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 誰もが知る昔話をベースに、労働法の基礎知識が手軽に学べるユニークな一冊。新任社長の桃太郎が、悪徳業者である鬼ヶ島商事へ売掛金回収に出向く道すがら、犬、猿、雉を雇い入れていくというストーリーに沿って、労働条件の明示事項や賃金支払い5原則などが解説される。世相を反映したキャラクターたちの問題社員ぶりに、年間60本以上の講演をこなす著者ならではのセンスが感じられる。

 現場のリーダー向けであり、実務書としてみると得られる知識量は心許ないが、その分、とっつきやすさは徹底されている。新卒者を専ら店長候補として採用するような業態においては、パート、アルバイト管理の初歩を身に付けるテキストとして活用できよう。

(佐藤広一著、中経出版刊、TEL:03-3262-0371、1300円+税)

掲載 : 労働新聞 平成25年6月10日第2924号16面

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