【安全衛生・お薦めの一冊】『メンタルヘルス不調による休職・復職の実務と規程』

2023.03.28 【書評】
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テレワーク対応も指示

 精神疾患を原因としているメンタルヘルス不調者の休職・復職が近年、増加傾向にある。とくに復職段階では、トラブルが少なくないという。本書は、的確な職務遂行能力の把握と復職判断が可能となるよう、休職期間中の試し出勤制度の適切な設計と運用についてモデル条項や実務上の対策指針を示したもの。

 内容は「メンタルヘルス不調の従業員の労務管理が困難なのはなぜか」「休職編」「復職編」「試し勤務・通勤訓練編」「テレワーク編」の全5章で構成されている。

 休職する従業員の担当業務の処理・引継ぎの進め方、休職中の従業員への連絡方法など知っておきたい実務がQ&A方式で解説されており、分かりやすい。

 また、感染症対策で広まったテレワークだが、在宅勤務なら復職可能とする場合、実務上の混乱が生じかねない。テレワークを労働契約で、どのように位置付けるか整理することが重要としている。

 復職準備チェックシートや生活記録表も掲載しており、使い勝手がよい。

(柊木野 一紀 編著、日本法令 刊、TEL:03-6858-6967、A5判/203ページ、税込2640円)

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2023年4月1日第2423号 掲載

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