北海道・函館労働基準監督署は、令和４年２月に発生した労働災害に関連して、吉田直土木㈱（東京都練馬区）と同社掘削班班長を労働安全衛生法第20条（事業者の講ずべき措置等）違反の疑いで函館地検に書類送検した。トラクター・ショベルとの接触防止措置を講じていなかった疑い。

　労災は、北海道二海郡八雲町のトンネル工事現場で発生した。同社の労働者が、後進してきたショベルに轢かれ、左大腿を切断している。

　同社は、ショベルを用いて作業する際に誘導員を配置せず、ショベルの可動範囲内に労働者を立ち入らせた疑い。

【令和５年２月２日送検】