【今週の労務書】『シニアと職場をつなぐ ジョブ・クラフティングの実践』

2023.01.26 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

再雇用者を対象に分析

 ジョブ・クラフティングとは、従業員が主体的に仕事の範囲や人間関係を変化させることを意味する概念である。組織が設計した職務を従業員が柔軟に変えていくことで、企業の変化対応力を高めるといった効果が期待されている。本書では「日本のシニア雇用の課題を解決する鍵」として着目している。

 高齢期において、収入の急激な低下よりも、スキルが十分に活かせないことが仕事の満足度を下げていると指摘。とくに大企業では、職場の戦力としてではなく、社会的責任を果たすために雇用している場合も多く、シニアが十分に能力を発揮できない状況にあるという。

 大企業11社の再雇用者やその上司を対象に調査を行い、ジョブ・クラフティングのシニア雇用における有用性を検証した。

(岸田 泰則 著、学文社刊、税込4950円、TEL:03-3715-1501)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

関連キーワード:
令和5年1月30日第3386号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。