【GoTo書店!!わたしの一冊 書評家・大矢博子選集】『何者』『雨の日は、一回休み』『高瀬庄左衛門御留書』ほか

2021.08.14 【書評】
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このページでは、2021年1~7月に配信した大矢博子さんによる書評をまとめてご紹介します。

『何者』朝井 リョウ 著
昨年からのコロナ禍は、学生の就活や企業の採用計画にも大きな影響を与えた。合同説明会やインターンシップの中止、オンラインへの急な移行。

朝井リョウ著、新潮文庫刊、693円


『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?』井上マサキ・高橋創 著
自分で選んだ仕事とはいえ、この時期ばかりはサラリーマンの皆さんが羨ましくなる。何がって、確定申告ですよ。

井上マサキ・高橋創著、ダイヤモンド社刊、1540円


『持続可能な魂の利用』松田青子 著
国内のみならず世界的なニュースになってしまった先月の森元首相の女性差別発言。残念だったのは、あのとき「ただの冗談じゃないか」「騒ぎ過ぎ」という意見が聞かれたことだ。

松田青子著、中央公論新社刊、1650円


『ひよっこ社労士のヒナコ』水生大海 著
勤務態度の悪い社員を叱責したところ、翌日から会社に来なくなった。連絡を入れても梨の礫。辞めるのか続ける気があるのかはっきりしろと留守電に入れると、1カ月近く経ってようやく退職するとの回答が来た。

水生大海著、文春文庫刊、880円


『平城京』安部龍太郎著
労務、という言葉が使われるようになったのは明治以降だが、もちろんそれ以前も報酬を得て仕事をする労働者はいたし、その労働条件や仕組みを決めたり改善したりという任務もあった。

安部龍太郎著、角川文庫刊、924円


『雨の日は、一回休み』坂井希久子著
知り合いの50歳代の男性がボヤいていた。セクハラやパワハラに対して被害者が声を上げるのは当然だし、それ自体は良いことだと思っているが、炎上した案件のなかには時々、なぜそれがいけないのか分からないものがあるというのだ。

坂井希久子著、PHP研究所刊、1760円


『高瀬庄左衛門御留書』砂原浩太朗著
今月14日に第165回直木賞が発表された――といってもこの原稿を書いているのはそれより前。現時点では受賞作は分からない。

砂原浩太朗著、講談社刊、1870円


書評家 大矢 博子 氏

選者:書評家 大矢 博子(おおや ひろこ)
88年、民間気象会社に入社。96年に退職後、書評家に。著書に『歴史・時代小説 縦横無尽の読みくらべガイド』(文春文庫)など。

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