変化に対応する事務所へ/あかり社会保険労務士法人 玉岡 智博

2017.03.05 【社労士プラザ】
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 世の中の移り変わりは早くなってきている。たとえば、昨年マイナンバー制度が始まった。社会保険等の資格取得や喪失などの手続き業務は、会社もしくは従業員本人が自分でできる社会に変わっていくだろう。人工知能(AI)の進歩もすさまじい。法令や莫大な判例を読み込んだAIが労務相談に対応してくれて、もしかしたら相談者にベストな提案をしてくれるようになるかもしれない。

 ダーウィンの『進化論』にもあるように、強いものが生き残るのではなく、変化に対応できたものが生き残るのだと思う。

 「変化」というキーワードで業務を考えていくと、昨年から当法人では、労働者派遣法の改正に伴い、許可要件のハードルが上がった労働者派遣業許可申請のコンサルティング業務に力を入れている。

 ご承知のとおり労働者派遣業を旧特定派遣でしていた会社は、今後も同じように労働者派遣業を続けるのであれば許可を取らなければならない。しかし財産要件やキャリアアップ計画の作成など許可要件が厳しくなっている。私自身は派遣元責任者講習の講師もしており、地元の香川県のみならず他県でも相談や申請手続きに奔走している。新しい変化に対応したサービスの提供だ。

 また確定拠出年金(DC)制度設計のコンサル業務も力を入れている分野だ。

 DC は、大企業を中心に現在約580万人以上が加入しているが、地方の会社や中小企業ではまだまだ導入されていない。国の年金に加えて、老後の資金を準備できるDC は従業員本人にも税制優遇があり、導入した会社にもいろいろとメリットがある。この業務もファイナンシャルプランナー(CFP、1級FP 技能士)として資産運用やライフプランの知識もあり、確定拠出年金の研修講師も務めている当法人の強みを活かしていきたい。

 このように、今後も「自社の強みは何か、社会のニーズは何か」を考えて、当法人からサービスを提案する攻めの姿勢でいたい。

 ビジネスとは、常にアンテナを張って新しい情報や知識を吸収して、時代に合った商品やサービスを提供していくことだ。社会保険労務士の業務は、普通のビジネスと何ら変わりはない。社会から必要とされ続けるのか。社会から必要ないとなれば自然と淘汰される。時代の変化という大波に対応し、社会のニーズに合ったサービスを提供して、顧問先と一緒に大きくなっていける事務所であり続けたい。

あかり社会保険労務士法人 玉岡 智博【香川】

【公式Webサイトはこちら】
http://sr-akari.pupu.jp/

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    平成29年2月27日第3102号10面 掲載

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