『労使』の労働関連コラム

2021.06.10 【主張】
【主張】今は労使が譲歩し合う時

 コロナ禍が労使紛争にまで影響を及ぼしている。東京都労働委員会(金井康雄会長)が令和2年に受理した不当労働行為新規申立てが前年比2割増となった(=関連記事:新規申立てが大幅増 コロナ禍で環境悪化 都労委・令和2年不当労働行為審査)。都労委事務局は、コロナ禍で経営環境が悪化し、労使間で納得のいく交渉ができなかった可能性があるとみている。関与……[続きを読む]

2017.03.27 【主張】
【主張】時間外規制は歴史的前進

 連合の神津会長と経団連の榊原会長は、首相官邸の特別応接室に集まり、時間外上限規制を罰則付きで労働基準法上に新設する方向で合意した。大きな焦点となったのは、繁忙期でやむを得ないときの月当たり上限時間数で、最終的に安倍総理の裁断により、「月100時間未満」とすることになった。  現在の過労死認定基準によると、発症前1カ月において時間外労働が……[続きを読む]

2013.04.01 【主張】
【主張】初心に帰ってこその労使協議制

 昔陸軍今総評――とまでいわれたストライキを中心に要求の貫徹をめざす階級闘争至上主義は、89年に結成された「連合」の登場によってほぼ完全に姿を消した。ストに代わって賃上げ交渉としてスケジュール化されたが、一方で労使協議制が定着し、問題が発生するたびに協議の場がもたれ、労使が解決策を探るという努力が積み重ねられた。 02年の厚生労働省「労使……[続きを読む]

2012.09.24 【社労士プラザ】
問題解決へ“行程表”作成/かなやま労務管理 社会保険労務士法人 久松 一規

 クライアントから相談される案件で、問題が多岐に渡っていて何から手を付けるべきか判断しがたい、というケースがある。そのような相談の際にこちらが作成するものが、「クライアントの理想像に合わせたロードマップ」である。ゴールを定め、そのゴールを達成するための手段を明確にすることで、クライアントが何をすべきかを分かりやすくすることが主眼となる。……[続きを読む]

2012.09.17 【書評】
【今週の労務書】『これだけはおさえておきたい 中小企業のための人事・労務管理の実務』

トラブル防止を主眼に  メンタルヘルス不調者の増加や職場のいじめの深刻化、不払い残業代問題など、企業の人事労務担当者が対策を講じるべき労働問題は少なくない。本書は、これらの問題などに端を発する労使トラブルを防止するため、労働環境整備に向けた実務のポイントを提示した。  具体的には、募集・採用や労働契約締結、労働時間管理、セクハラ・パワハラ……[続きを読む]

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