点検作業中に機械に挟まれて死亡 合図定めず業者を書類送検 魚津労基署

2019.08.30 【送検記事】
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 富山・魚津労働基準監督署は、点検作業中の安全対策を怠ったとして、機械器具の設置工事、修理などを行っている業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で富山地検魚津支部に書類送検した。平成31年3月、同社労働者が出血性ショックで死亡する労働災害が発生している。

 労災は、同社が社外で行っていた搬送機の点検作業中に発生した。死亡した労働者が搬送機の点検用スペースである踊り場に乗り込むため、上半身を踊り場の柵内に入れていたところ、別の労働者が搬送機を運転。死亡した労働者は搬送機と建屋の柱の間に身体を挟まれている。

 同社は搬送機を運転させる際、運転を開始する際に一定の合図を定めたり、合図者を指名して関係労働者に合図を行わせなかった疑い。

【令和元年7月29日送検】

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