女性活躍推進をお手伝い/社会保険労務士法人 鈴木労務研究会 代表社員 鈴木 万里子

2016.06.02 【社労士プラザ】

 千葉県野田市で事務所を構えている。スタッフ8人中女性が6人、うち3人は小学校以下の子どもを持つ。

 女性には色々な生き方がある。「働く」「結婚する」「子どもを産み育てる」。当たり前だが、選択するかしないか、またその時期もすべて個人の自由意思だ。

 昭和の頃は、これらは大抵順番に訪れていた。

 それが昨今は、全てを選択するとこの大イベントを一度にこなさなくてはならない。卒業して就職し、働きながら結婚し子どもを育てる。厄介なことに、これらは待っていると自分が満足する形では手に入りにくい。わが娘たちは現在高校生。女子校であるがゆえか、女性のキャリア教育がすばらしい。気にして周りを見回すと、高校や大学で女子のライフプラン教育が目を引く。女性活躍推進法という追い風を受けて、ますます女性が生きやすい世になるであろうと、うらましく感じる。しかしながら、政治や法律が準備してくれたからといって、幸せになれるわけではない。

 社会保険労務士として働きながら出産子育てをしてこられたのは、到底自分だけの力ではない。家族、スタッフ、お客様の有形無形のお力添えがあったからである。働きながら子育てをする女性であり、経営者であり、社会保険労務士である自分だからこそ、それぞれの立場に伝えていきたいことがある。

 育児休業や短時間勤務が取れるのは、法によるものではあるが、自分がいない間に仕事の穴を埋めてくれる周りの協力があるからであり、どうしても抜けられない仕事の時に、子どもを保育園に迎えに行ってくれる家族がいるからである。お陰様の気持ちを忘れずに。

 一方、経営者には、残業してでも仕事を仕上げてほしいと思うこともあろうが、定時に退社し、大切な家族と過ごして明日またにこやかに出社し、良い仕事をしてくれたら、それこそ会社に貢献大だと思ってもらいたい。そうして働き続けることで、個人の経験が蓄積され、キャリアアップにつながる。短時間勤務でも、高いパフォーマンスを発揮し、新人の教育もできる人材が得られる。それには、属人的な仕事の方法を見直し、どうしたら働き続けられるかを考える必要がある。

 そのために、少しでもお役に立てる社会保険労務士でありたい。

社会保険労務士法人 鈴木労務研究会 代表社員 鈴木 万里子【千葉】

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http://www.office-suzukisr.jp/

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掲載 : 労働新聞 平成28年5月30日第3066号10面

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