サービスの見える化へ工夫/社会保険労務士法人小林労務管理事務 上村 美由紀

2016.02.08 【社労士プラザ】

28.2.8 社会保険労務士になってから丸10年。社労士としての私の大きなテーマの一つに、「資格の知名度と地位の向上」がある。

 将来サッカー選手になりたい、医者になりたい、と子どもたちが夢を持つように、「社労士」という資格が興味を持たれ、憧れの職業として名前が上がることが目標だ。

 そして、知名度を上げるためには、資格の地位の向上が必要となるが、そのためには、適正な業務提供に対して「適正な報酬をいただくこと」が非常に大事であると思う。これは、弊所が常に頭を悩ませている課題である。

 質の良いサービスを提供するためには、適正な報酬をいただく必要がある。売上げを上回るサービスの提供はあり得ない。カツ丼のお金しか持っていないお客様からうな重を注文されても用意することはできないからだ。

 適正な報酬を維持することで、お客様からお預かりする重要な個人情報を保管するためのよりセキュアな環境の構築が可能となり、お客様へより質の高い情報提供やアドバイスをするためのスタッフへの教育資金に充てることも可能になる。

 ただ、カツ丼やうな重のように、値段と商品の関連性が分かりやすいものばかりでないのが社労士の業務である。そのため、サービスの見える化、細分化に努めている。

 見える化では、弊所の考える適正価格を定価表として作成してホームページ上にアップしたり、サービス提供内容を分かりやすくするようにチラシを作成したりしている。細分化では、月額顧問料として一括りとはせず、サービスごとに明朗会計になるようにしている。

 たとえば、給与明細や通信交通費は実費で精算したり、手続きは電子申請のため、お客様への納品はデータを原則とし、紙を希望するお客様に対しては、別途手数料を頂戴する等、オプションサービスとして別報酬を定めたりしている。

 こうした、本当に小さな少しずつの積み重ねが当法人の質の向上に繋がり、昨年はグループ会社である㈱小林労務が東京ワークライフバランス認定企業に選定され、職員へのベア10%を実現することもできた。

 それがお客様へのサービスの質の向上にもつながり、微力ではあるが、社労士の知名度と資格の地位の向上にもつながれば、私自身これ以上の喜びはない。

社会保険労務士法人小林労務管理事務 上村 美由紀【東京】

【公式Webサイトはこちら】
http://www.kobayashiroumu.jp/

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掲載 : 労働新聞 平成28年2月8日第3052号10面

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