【ひのみやぐら】トイレは身近な労働衛生

2014.04.15 【社説】

 過ごしやすい気候になった。花粉症の人にはお気の毒だが、それでも和らいだ日差しの中は、気分がいい。

 先日、あまりにも天気がよかったので、東京都内の公園へと足を運んだ。公園といっても動物園が併設されている大規模な施設だ。天気が良ければ、喉も乾く。ペットボトル飲料を数本飲む結果となった。そうなると当然、便意をもよおす。

 施設内のトイレを探した。公園や駅のトイレは、ちょっと苦手だったが、なかに入った途端、その期待?はみごとに裏切られた。ピカピカの床に、ピカピカの便器がそこにあった。ふと、奥をみると、シャワー付きトイレも完備。

 施設側としては、おそらくキレイなトイレで集客を狙ったものなのだろうが、実に気分よく利用できる。

 一転、職場・現場でのトイレの状況はどうだろうか。事務所衛生基準規則では「事業者は、便所を清潔に保ち、汚物を適当に処理しなければならない」と清潔さが求められている。

 取材先でトイレを借りることがある。快適に使用させてもらうが、なかには「アレッ」と思うようなところも…。そうした会社・現場で話をうかがうと、小さな災害を度々発生させていることを耳にする。「トイレ=労働災害」の直接因果関係はないだろうが、快適に越したことはない。

 女性によるパトロールを行うと、必ずといっていいほど指摘されるのがトイレだそうだ。男性よりも清潔さへの感覚は鋭い。

 男性用便器周辺が汚れるケースが多いようだが、これには便器内に3つの△マークを貼付すると、習性なのかそこを目指して排尿するため、下へのこぼれが低減されるらしい。デパートや新幹線のトイレなどで見かけた。みんなが使用するトイレ。身近な労働衛生から始めよう。

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掲載 : 安全スタッフ 平成26年4月15日第2208号

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