介護現場の人間力向上へ/佐伯社会保険労務士事務所 佐伯 秀樹

2015.03.02 【社労士プラザ】

佐伯社会保険労務士 事務所
佐伯 秀樹 氏

 社労士の登録から早7年になろうとしている。まだまだ社労士としては、新人と思っていたが、いつの間にか中堅となってきたようである。建設業でのサラリーマン生活が長く、そのサラリーマン根性が抜けきれず、なかなか事業が前に進まず、悶々とした日々が長かったような気がする。「社労士の仕事とは何か」を追求していくうち、やっとそのトンネルから抜け出たように思える。それは、「職員の皆様、事業主様に元気になってもらうこと」が社労士の大きな仕事ではないかと思えたことである。

 現在、介護特化の社労士グループに所属している。このグループは、介護業界に特化した全国の社労士の集まりで、全国の介護事業者様に有益な経営情報の提供、ならびに業界に適した経営ツールの開発および発信を、地域密着の介護特化社会保険労務士の皆様と共に行っており、文字どおり、「介護経営のナンバーワンシンクタンク」をめざす集団である。そして、その中の分科会のような存在である「人財開発チーム」にも所属している。

 このチームでは、「人間力向上研修」およびその理論を日本中の介護現場にお届けすることによって、「職員の皆様、事業主様に元気になってもらうこと」、さらに「利用者様、ご家族様に元気になってもらうこと」を目標に日々研さんに努めている。私たちは、介護の世界で働く人たちが、自らの手で、自らの人間力の向上を図り、利用者様やご家族様、地域の人たちの心を揺り動かすことができる存在になってほしいと願って活動を行っている。昨年の9月にこのグループから書籍「人間力が介護の現場を変える!」(同友館発行)が発刊された。

 社労士の仕事は、社会保険・労働保険等の手続きや助成金申請、労務相談、就業規則作成が主たる仕事と認識されている。もちろんこれらは重要な仕事であることに間違いないが、こうした仕事の基本は、「そこに働く人たちが、いかに幸せになり元気に仕事ができるか」、「事業主様がいかに元気になれるか」、「お客様・利用者様が大満足することができるか」を実現できることにあると思われる。

 「人財」は法人の宝である。人財をとおし、事業所を成長・発展させる仕組み作りを念頭に、これからもお手伝いして参りたい。

佐伯社会保険労務士事務所 佐伯 秀樹【兵庫】

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掲載 : 労働新聞 平成27年3月2日第3007号10面

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