果たす役割はエンドレス/社会保険労務士法人岩城労務管理事務所 代表社員 岩城 猪一郎

2014.09.15 【社労士プラザ】

社会保険労務士法人
岩城労務管理事務所 代表社員
岩城 猪一郎 氏

 日本経済は、現政権になってからこれまでの政治と違い劇的に変革し、大きく改革の波が押し寄せている。

 金融・財政・経済構造改革のための3本の矢が放たれたかと思う間もなく、矢継ぎ早に政策が策定され、4本、5本とスピーディーに放たれ、デフレ脱却も一応の目途が立ったと思われ、心配された消費税増税も企業団体などの理解と後押しにより好景気ムードに吸収され景気への影響もなさそうである。

 これから始まる社会改革は、少子高齢化社会での持続可能な経済発展であり、国民による「平等な社会づくり」と「相互扶助への参加」精神が求められてくることにある。

 社会保険労務士に関係あるテーマを大きく仕分けると、年金・医療分野の改革と労働法制などの大改革により、労働のあり方が社会規範をも変えようとしていることである。

 このときにあって、市場からは人事労務管理の専門家である社会保険労務士の業務特性と専門性への期待がさらに高まり、社会的役割を果たす道筋が問われることになると思われる。

 すべての企業は人事・労務管理についての見直しや就業ルール(就業規則など)の改定に対処しなければならず、プロコンサルへのニーズの高まりは必然と言える。

 言い換えればビジネスのビッグチャンスがそこまできているということである。

 しかし、社会保険労務士なら誰にでも平等にそのチャンスが享受できるかと言うとそうではない。どんなに成熟しているマーケツトであっても、勝者と敗者が誕生し、その格差はこれまで以上に広がると思われる。

 勝者になるにはそれなりのわけがあり、敗者にもそれなりのわけがあるのである。社会保険労務士のこれまでの大半は、「頼まれ仕事」を忠実に行ってきたが、IT・OA化や情報化の進展に伴い士業ビジネスが大きく変わっている。

 社会保険労務士自身も社会のそれと同様に、ネガティブからポジティブへシフトする意識改革を行い、「提案型仕事づくり」への「見える化」・「可視化」を実現することが勝者の決め手となるだろう。

社会保険労務士法人岩城労務管理事務所 代表社員 岩城 猪一郎【東京】

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掲載 : 労働新聞 平成26年9月15日第2985号10面

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