労働者2人が交通事故で死傷 36協定なく1日12時間残業 警備業者を送検 徳島労基署
2025.08.09
【送検記事】
徳島労働基準監督署は、警備員が運転する自動車が壁にぶつかり、運転者と同乗していた警備員の計2人が死傷した令和6年10月31日の交通事故に関連し、被災者2人に違法な時間外労働を行わせていた警備業者を労働基準法第32条(労働時間)違反の疑いで徳島地検に書類送検した。時間外労働は最長の者で、1日12時間12分に上っている。
送検されたのは、㈲オーケーガード(徳島県石井町)と同社代表取締役。同社は交通事故発生直前の令和6年10月28~31日、被災者2人に対し、36協定を締結せずに1日8時間を超えて働かせた疑い。
被災した労働者2人は、建設現場での警備業務に従事するため、自動車で現場に向かっていたところ、道路脇のコンクリート壁に衝突。運転者が重傷を負い、同乗者が死亡している。
【令和7年7月16日書類送検】