【今週の労務書】『ファシリテーションの教科書 組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ』

2014.12.08 【書評】

会議をサポートする力

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 会議で場を取り仕切る人に求められる「ファシリテーション」のスキルが最近注目されているが、この能力を高める方法を解説したのが本書である。

 ファシリテーターには会議の前に論点の「仕込み」をしておき、議論に入れば多様な意見を受け止め適切に「さばき」を行うといった、高度な作業が要求される。豊富な事例と詳細な解説がついているが、記述内容をマニュアルとして実践に当てはめることは適切でない。

 しかし、ファシリテーターは自らが饒舌になるのではなく、全ての参加者が有益な議論に入っていくのをサポートする立場であることを心に留めつつ、実際の会議進行におけるヒントとして活用できれば、実に優れた「教科書」となり得るだろう。

(グロービス著、吉田素文執筆、東洋経済新報社刊、TEL:03-5605-7021、2400円+税)

掲載 : 労働新聞 平成26年12月8日第2996号16面

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