油脂の入った貯水槽に転落し窒息死 危険防止措置怠った食品製造業者を送検 川越労基署

2023.03.08 【送検記事】
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 埼玉・川越労働基準監督署は、労働者に貯水槽付近で作業させる際、転落防止の措置を怠ったとして、飲食店および食料品製造業の㈱松屋フーズ(東京都武蔵野市)と同社嵐山工場の現場責任者を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いでさいたま地検に書類送検した。令和4年1月21日、同工場の排水処理施設で、労働者が油脂の入った貯水槽の開口部に転落し、窒息死する労働災害が発生している。

 同社は同労働者に転落することで窒息の恐れがある貯水槽で作業させるに当たり、75センチメートル以上の柵を設置する、要求性能墜落制止用器具を使用させるなどの転落防止措置を講じていなかった疑い。

 同労基署によると、…

【令和5年1月23日送検】

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