耐震補強工事現場 作業計画定めず労災 建設業者を送検 四万十労基署

2017.06.07 【送検記事】
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 高知・四万十労働基準監督署は、機械との接触防止措置を講じなかったとして、建設業者(高知県宿毛市)と同社現場代理人を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで高知地検中村支部に書類送検した。平成28年9月、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。

 被災者は、同社が請け負っていた漁港の耐震補強工事現場で、移動式クレーンが吊り上げていた荷の調整作業に従事していた。吊り荷が予期せぬ動きをしたことで、防波堤のコンクリート壁との間に挟まれている。

 同社は、被災者に作業させる際に、地形や運搬する荷物の重量などを考慮した労働者の配置や指揮系統といった作業計画を定めることを怠っていた。

【平成29年5月18日送検】

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