【ひのみやぐら】コロナ対策優先の衛生週間

2021.09.28 【社説】
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 10月1日~7日まで、全国労働衛生週間が行われる。例年と違うのは、スローガンが2つあることだ。全体スローガンのほかに「うつらぬうつさぬルールとともに みんなで守る健康職場」と副スローガンが掲げられている。言わずもがな新型コロナウイルス感染拡大防止を呼び掛けたものだ。 

 新型コロナウイルス感染症のり患による休業4日以上の労働災害は、昨年6000人以上発生している。入院など直接的な健康障害を受けていなくとも、「コロナうつ」「コロナ太り」というように、メンタルヘルスや生活習慣病にも大きな影響をもたらしており、優先的に取り組まなければならない事項なのはいうまでもない。

 実施要項では、密閉空間(換気の悪い密閉した空間)、密集空間(多くの人がいる)、密接空間(お互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発生が行われる)といったいわゆる“3つの密”を避けることを徹底しつつ、労使協力のもと全国労働衛生週間を実施するとした。また、厚生労働省が作成した「取組の5つのポイント」や「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト」の活用などを求めている。

 新型コロナ対策は、手洗い、うがいの励行、マスク着用、定期的な換気など地道な予防法を根気よく徹底するしかないが、東京・新宿労働基準監督署が作成した「建設現場・店社における熱中症・新型コロナウイルス感染症予防対策の取組について」と題するパンフレットは、一歩進めた事例が紹介されており参考になる。

 例えば、ある現場では詰所の喫煙所を個室にした。使用は1人に限定しており、ウイルスの拡散防止を図っている。朝礼場所が密にならないように、予め2m置きに足跡をペイントした現場もある。足跡の上に立ってもらうことで、必要な距離を保つことができる。パンフレットは、東京労働局のホームページ内にある「新宿労働基準監督署からのお知らせ」にアクセスすると閲覧でき、ダウンロードも可能だ。建設業向けになってはいるものの、個々の対策はどの業種にも応用が効く。

 週間中のコロナ対策充実にお薦め。

2021年10月1日第2387号 掲載

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