“ノマドワーキング”の活用/社会保険労務士事務所 サニーコンサルティング 馬籠 祐次

2012.05.21 【社労士プラザ】
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 最近、「ノマド(遊牧民)」という言葉を耳にしたり、目にしたりすることが多くなった。インターネットを利用して場所を問わずに仕事を進めることを指し、「ノマドワーキング」などと使われている。

 今では、飲食店やガソリンスタンド、駅、モバイルショップ近辺でWiFi(無線LAN)が使えることが多く、インターネットの接続に困ることは少なくなった。加えて、クラウドコンピューティングも充実してきた。多くのサービスがあるが、特にノマドワーキングに直結するのは、ストレージサービス(データの保存)である。

 自宅でも外出先でも、インターネットにつながる環境があれば、自分のオフィスに近い環境をすぐに作ることができる。パソコンを持っていない時も、スマートフォンがあればデータは取り出せる。
 私も、オフィスにいる時間よりも外にいる時間のほうが圧倒的に多いため、ノマドワーキングを少しずつ取り入れている。

 実際に実施してみて、クライアントから相談を受けた際に、「事務所に戻って、○○を確認してから連絡します」という回答をすることは少なくなったし、オフィスに戻らなくてもメールの送受信ができるようになり、相談への回答時間が早くなった。

 交通機関が使えずオフィスに行けない場合でも、自宅でオフィスとほぼ同じ仕事ができる。さらに、クライアントから在宅勤務や事業場外労働に関する相談を受けた時に、自分で経験しているので問題点を把握しやすく、適切なアドバイスを行えるようになった。

 一方、個人情報の流出など、危険がないわけではない。プロバイダー、サーバー業者、クラウドサービス業者などのセキュリティーが関係するため、自分だけがしっかりしていても完璧ではない。当然、個人情報など機密情報に関してはインターネット上には置けず、社会保険労務士のように個人情報を多く扱う仕事では、「仕事するのにオフィスはいらない」とまではいい切れない点は残念だ。

 今後新たな技術が開発され、ますます便利なものになることが期待される。危険が伴うことを認識した上できちんと使いこなせば、より高品質なクライアントサービスや新しい働き方が可能になるだろう。

社会保険労務士事務所 サニーコンサルティング 馬籠 祐次【東京】

平成24年5月21日第2873号10面 掲載

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