『賃金』の労働関連コラム

2025.06.05 【主張】
【主張】伸びぬ賃金こそ罰ゲーム

 就職氷河期世代の“10年後の姿”は、軒並み実質でマイナスだった――。中央労働委員会が大企業を対象に毎年実施している「賃金事情等総合調査」で、伸び悩む大卒中高年層の賃金実態が明らかになった。昨年6月時点のモデル賃金を10年前の結果と比較すると、45歳以上は軒並み物価上昇分を上回る伸びをみせていない。55歳に至っては0.1%減少し、名目でも……[続きを読む]

2025.05.03 【書評】
【今週の労務書】『人的資源管理 事例とデータで学ぶ人事制度』

施策の“連動性”理解へ  学者、研究者が執筆した本書は、社員格付け、要員管理、人事評価、賃金管理などの計12項目から、人的資源管理とは一体何なのかを説いたもの。労使コミュニケーションやフリーランスなど、今日的な話題も押さえている。  社員格付けの仕組みが「能力」と「職務」のどちらに基づくのかで、賃金は「能力給」か「職務給」に分かれる。給与……[続きを読む]

2025.03.27 【主張】
【主張】選択肢増すデジタル払い

 厚生労働省は3月19日、一昨年4月に解禁された賃金のデジタル払いを行える資金移動業者として、楽天Edy㈱を指定した。PayPay㈱、㈱リクルートMUFGビジネスに次ぐ3社目となる。労働者が資金移動業者の口座(アカウント)で保有できる給与上限額など、サービス内容は各社で異なる。賃金の受取り方法の多様化を通じて労働者の満足度の向上を狙う企業……[続きを読む]

2024.12.28 【よく読まれた記事】
解雇期間中 歩合給支払い命じる 2カ月で1000万円超 東京地裁【2024年下半期 よく読まれた記事】

労働新聞社Webサイトに2024年に掲載した記事で、2024年下半期にアクセス数が多くよく読まれている人気の記事を再紹介していきます。 2024年9月5日配信【労働新聞 ニュース】  生活雑貨の製造販売などを営む会社で働く労働者が、解雇期間中の歩合給支払いを求めた裁判で、東京地方裁判所(矢崎達也裁判官)は同社に1100万円の支払いを命じた……[続きを読む]

2024.12.03 【労働行政最新情報】
動画版「令和6年版 労働経済の分析」(厚労省)

労働経済白書の5つのトピックを分かりやすく紹介  厚生労働省は12月2日、今年9月に公表した「令和6年版 労働経済の分析」(労働経済白書)の動画版を公開した。  動画では、「3分で読み解く!令和6年版労働経済白書」をはじめとして、「日本はどれくらい人手不足なの?」「人手不足で給料は上がるの?」等、5つのトピックを取り上げて解説している。……[続きを読む]

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