- 2025.07.12 【書評】
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【今週の労務書】『最旬 労働法教室 Vol.1』
社会人ゼミを書籍化 『水町労働法』で知られる早稲田大学の水町勇一郎教授が毎月1回、社会人向けに開催している「大人の水町ゼミ」を書籍化した。2024年4月~25年3月までの1年間の内容を収録している。ゼミでは労働法で「最もホットなトピック」を毎月取り扱っているとのこと。 取り上げられたトピックは、事業場外みなし労働時間制の適用が争点とな……[続きを読む]

社会人ゼミを書籍化 『水町労働法』で知られる早稲田大学の水町勇一郎教授が毎月1回、社会人向けに開催している「大人の水町ゼミ」を書籍化した。2024年4月~25年3月までの1年間の内容を収録している。ゼミでは労働法で「最もホットなトピック」を毎月取り扱っているとのこと。 取り上げられたトピックは、事業場外みなし労働時間制の適用が争点とな……[続きを読む]
課題図書として最適 労働法研究の第一人者が「全社会人と学生・生徒の必須教養」として記した一冊。働くことに詳しい伊達(職業・年齢不詳)が社会人2年目、大学3年生、高校2年生の男女に、神楽坂や飯田橋、銀座のカフェで、議論を交わしながら知識を伝授していく、という構成だ。 内容は働くことの「意味・歴史」から始まり、「未来」で終わる。通読すれば……[続きを読む]
採用から退職まで網羅 内閣官房働き方改革実現推進室で制度改革に携わった著者が、経営者や人事労務担当者、管理職を対象に、労働法制度の理解を促すため執筆したのが本書。1冊のうちに、採用から退職、労使紛争に至るまで、あらゆる情報を網羅している。基礎的な知識だけでなく、実務上の欠かせない知識を学ぶことができる。 各項目の冒頭には説明内容のポイ……[続きを読む]
「辞書」としても活用可 省令やガイドライン策定にも関与した、労働法と経済法の専門家が編著者を務めた一冊。昨年11月施行のフリーランス法について、Q&A方式で解説している。条文の順番どおりの構成となっており、頭からはもちろん、「辞書」のように、実務のなかで疑問が生じた部分を都度ピックアップして読んでも良い。 間に挟まるコラムも興味深い。……[続きを読む]
学び始めや概略把握に 労働法だけでは問題解決が難しい――多くの人事担当者が日々実感していることではないだろうか。労働法を一通り学んだ後、さらなるスキルアップのために必須となるのは民法の知識だろう。 「教養としての」と銘打つ本書は、民法に少し興味がある人をターゲットにしている。450ページを超える大著だが、近年のトピックを交えた解説で読……[続きを読む]
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