クレーンの無資格運転 コンクリ製品の製造業者を送検 田川労基署
2022.11.13
【送検記事】
合計2件の違反が発覚
福岡・田川労働基準監督署は、令和3年12月に発生した労働災害に関連して、コンクリート製品製造業者と同社工場長を労働安全衛生法第61条(就業制限)違反などの疑いで福岡地検飯塚支部に書類送検した。吊り上げ荷重5トン以上のクレーンの運転業務を行わせる際、「クレーン・デリック運転士免許」を持たない無資格者に運転をさせた疑い。
労災は、同社工場で発生した。同免許を持たない同社労働者が吊り上げ荷重6.08トンのクレーンを運転して製品である「型枠」を吊り上げて運搬していた際、型枠が構内協力業者の労働者の胸部に落下している。
同労基署が調査したところ、クレーンを運転していた労働者の上司も免許を持っていなかったことが発覚している。同社は、法定資格を有しない上司に対し、吊り上げ荷重20.3トンのクレーンを運転させた疑い。立件は、上司のクレーン無免許運転について行ったもの。
【令和4年9月15日送検】