「幸せな働き方」の追求/社会保険労務士法人ワークデザイン 蓑輪 寿宏

2022.10.29 【社労士プラザ】
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社会保険労務士法人ワークデザイン 蓑輪 寿宏 氏

 社労士事務所の運営方針はさまざまである。当事務所の経営理念は「国家資格を持つ者として、常に国民の幸福にコミットする」であり、「働くヒトと会社の幸せな未来をデザインする」ことをミッションに掲げている。

 言い換えれば、めざすところは、顧問先企業とそこで働く従業員双方にとっての「幸せな働き方」を提案し、そこに価値を感じていただくことである。しかしながら、「幸せ」は極めて主観的なもので、明確な尺度によって数値化できるものではない。また、「幸せな働き方」も時代とともに移ろう。この点は非常に厄介だが、「幸せな働き方」というテーマは長い時間をかけて追求すべきものである。

 「幸せな働き方とは何か?」という問いに正解はない。また、私の短い社労士人生の中で核心に迫れるほど単純な問題ではない。だからこそ、最近はこの問いに取り組んでいくための組織を構築することが私のライフワークなのではないかと考えるようになった。めざすのは、私が去った後も、残ったメンバーでこの課題に取り組み続けるようなチームだ。

 そのためには、まず自分たちが幸せな職業人生を送っていると実感できなければいけない。幸せに働くための私たちの取組みを少しご紹介しよう。

 まずは、「業務効率化」である。たとえば、デジタル化の推進がその一つだ。しかし、世に出回っているクラウドソフトはお世辞にも使いやすいものばかりではない。だから、当事務所ではいろいろなソフトを試して、自分たちが一番使いやすいものを最終的に導入するようにしている。便利なデジタルツールもそれを使うことに振り回されて、自分たちが不幸になっては本末転倒である。

 業務効率化によって捻出できた時間は、余暇を楽しむだけでなく、自分の価値を高めるために使うべきだろう。これからの時代は、多くのことを機械がやってくれる。そのような社会では、機械にできないことをやってくれる人こそが他者に必要とされる。当事務所は、職員がそのような人に成長するために全力でサポートをしていく。

 業務効率化→職員の成長→職員(事務所)の付加価値向上→顧問先の評価アップ→事務所の収入アップ→職員の待遇向上、という好循環を実現できれば、働く人は幸せを実感できると信じている。まだ道半ばだが、当事務所ではこの好循環を実現し、その体験を1社でも多くの顧問先と共有することで社会全体を幸せにすることに、少しでも尽力したいと考えている。

社会保険労務士法人ワークデザイン 蓑輪 寿宏【富山】

【webサイトはこちら】
https://waku-wakujinji.com/

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令和4年10月31日第3374号10面 掲載

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