『労災』の労働関連コラム

2025.07.27 【送検記事】
作業主任者に安全帯の使用状況確認させず とび工事業営む個人事業主を送検 品川労基署 NEW

 東京・品川労働基準監督は、作業主任者に労働者の墜落制止用器具の使用状況を監視させていなかった個人事業主を、労働安全衛生法第14条(作業主任者)違反の疑いで東京地検に書類送検した。令和6年8月、労働者が高さ4メートルのつり足場から墜落し、数カ月間の休業を伴う労働災害が発生している。  送検されたのは、群馬県太田市でとび工事業を営む個人事業……[続きを読む]

2025.07.26 【送検記事】
機械の安全装置を無効化し労働者が負傷 製造業者を送検 秩父労基署 NEW

 埼玉・秩父労働基準監督署(齋藤克広署長)は、機械の安全装置を無効化したまま労働者に作業を行わせたとして、製造業者を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いでさいたま地検に書類送検した。令和7年2月、非鉄金属の加工作業を行っていた労働者が機械に左手を挟まれ、重傷を負う労働災害が発生している。  送検されたのは、㈱練馬工業……[続きを読む]

2025.07.10 【主張】
【主張】「嫌がらせ」許さぬ姿勢を

 厚生労働省の「令和6年度過労死等の労災補償状況」によると、仕事上のストレスが原因となった精神障害の労災保険給付支給決定件数が増加し、1年間の件数が初めて1000件を超えた。心理的負荷につながった「出来事」では、パワーハラスメントやカスタマーハラスメントなどのハラスメント関連が前年度に比べて大幅に増加している。  事業主が職場のハラスメン……[続きを読む]

2025.06.10 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】衝撃走った熱中症の「罰則」

 熱中症対策の強化を図った改正労働安全衛生規則が6月1日に施行している。背景には近年、気候変動により夏は尋常ではない暑さが続き、死亡災害や重篤化への増加が懸念されていることが挙げられる。改正では、「罰則付き」になるということで、産業界に大きな衝撃が走った。当然反対の声も聞こえてきたが、本稿を執筆している5月最終週の段階では、一応の落ち着き……[続きを読む]

2025.05.27 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『たかが足場だから足場 改訂版』

一側は安易に設置しない  本書は、新人から熟練の職人まで幅広い層に向けた仮設機材災害防止法令集の改訂版。2025年4月までに改正・追加された法令の追記・解説を別冊として発行した。労働安全衛生法の理念と体系、各項目別の法令、関係法令や通達など、足場の作業内容に関する条文や解釈例規を、イラストや図を用いて分かりやすく解説している。例えば、安衛……[続きを読む]

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