- 2024.07.25 【書評】
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【書方箋 この本、効キマス】第75回 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 三宅 香帆 著/濱口 桂一郎
読書がノイズ化した社会 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』というタイトルに、「読書史と労働史でその理由がわかる」というオビの文句を加えれば、これはもうドンピシャリ、『労働新聞』の書評コラムに取り上げないという選択肢はあり得まい。いや実は、著者の三宅香帆さんは一昨年、この書評コラムで毎月面白い本を紹介していた当人でもある(選書のまと……[続きを読む]
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