『建設業』の労働関連コラム

2024.07.10 【送検記事】
庁舎新築工事で労災 墜落防止措置を講じずに送検 諫早労基署

 長崎・諫早労働基準監督署は、令和5年9月に発生した労働災害に関連して、㈱小森建設(長崎県諫早市)と同社職長を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで長崎地検に書類送検した。墜落防止措置を講じていなかった疑い。  労災は、大村市内の庁舎新築工事で発生した。被災した労働者は、建物の屋上階の床型枠上で最上階の床面となるコン……[続きを読む]

2024.06.28 【労働行政最新情報】
令和5年度「過労死等の労災補償状況」(厚労省)

 厚生労働省は、令和5年度の「過労死等の労災補償状況」を取りまとめ、令和6年6月28日に公表した。  ポイントは以下の通り。 ・過労死等に関する請求件数 4,598件(前年度比1,112件の増加) ・支給決定件数 1,097件(前年度比193件の増加)  うち死亡・自殺(未遂を含む)件数 135件(前年度比14件の増加) 1 脳・心臓疾患……[続きを読む]

2024.06.19 【監督指導動向】
暑さ指数は随時測定を 業界8団体集め熱中症対策会議 東京労働局

 東京労働局は、今年9月までの「熱中症クールワークキャンペーン」の一環として、とくに熱中症の発生件数が多い建設業、警備業、陸上貨物運送業の業界団体など全8団体を集め、対策会議を開いた。各団体の代表者に対して熱中症予防の徹底を求める要請文を手交している(写真)。  要請では、暑さ指数の把握とその測定値に応じた対策や、労働者に対する労働衛生教……[続きを読む]

2024.05.10 【監督指導動向】
違反率6割弱 元方関係の法違反がめだつ 岩手労働局・令和5年年末 建設業監督結果

 岩手労働局は、令和5年12月の「いわて年末年始無災害運動」期間中に実施した建設工事現場に対する監督結果を公表した。113現場に実施し、65現場で労働安全衛生法に関する違反が発覚している。違反率は57.5%。  主な違反項目は、元方事業者の講ずべき措置等が38現場(違反率33.6%)、墜落防止措置が37現場(32.7%)、注文者の措置が2……[続きを読む]

2024.05.10 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】信頼できる人材こそ〝城〟

 人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇(かたき)は敵なり――。歴史に興味のある人ならご存知だろう。戦国時代の武将、武田信玄の名言だ。この言葉はよく企業経営やマネジメントの教訓のように使われることが少なくない。  言葉の解釈はさまざまあるものの、前半部分は「人は石垣や城と同じくらい、戦(いくさ)の勝敗を決するのに重要である」という意味に……[続きを読む]

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