【ひのみやぐら】進化する「映像教育」

2016.02.23 【社説】

 ところで安全衛生活動では、デジカメが広まってから、パトロールの際などに現場を写真に撮る活動が定番となった。フィルムカメラと違って枚数を気にすることなく何回もシャッターを切れるのが気持ちよく、もはやなくてはならないアイテムだ。パトロールでは、不備となっている箇所を撮影し反省会に生かす。逆に好事例があれば、自社に取り入れようと写していく。あるゼネコンの現場のパトロールに随行したことがあるが、参考になる箇所がないものかと一生懸命、安全担当者たちがさまざまな場所をカメラに収める姿が印象的だった。このほか、撮影した写真をKYシートに活用している事業場もあるようだ。

 映像を使った活動は、写真に止まらず動画を使った教育に進化を始めている。動画も写真と同じようにデジタル機器の性能向上でグッと簡単に扱えるようになった。時代の流れである。

 今号、特集Ⅰでは教育用の動画を作成したコニカミノルタの事例を紹介する。行動災害のなかで最も多い「転び災害」について12のパターンを再現VTR風にまとめている。動画では、転んだときの精神状況や不安全行動を分かりやすく説明し、再現映像が流れた後は「原因が何だったのか考えてみましょう」とグループ同士で意見交換をする。

 また、動画はクレーン玉掛け作業にも活用している。他の事業場で起きた災害を参考に、作業風景を撮影。作業に潜む危険を発見させ、リスクを見つける感性の向上を目指している。こうした教育は、理解しやすいと好評だ。

 PRになって恐縮だが、小社では現在、動画配信に力を入れている。安全体感教育を中心に企業の安全衛生活動やセミナーなどラインナップも充実してきた。分かりやすい教材として活用していただければ幸い。

掲載 : 安全スタッフ 平成28年3月1日 第2253号7頁

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