31メートル下に墜落し労働者死亡 墜落制止用器具着用させなかったとび工事業者送検 三田労基署
2025.03.29
【送検記事】
東京・三田労働基準監督署は、労働者31メートル下に墜落して死亡した労働災害に関連し、とび工事業の(有)コバヤシ(千葉県千葉市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで東京地検に書類送検した。同社は労働者に高さ2メートルの足場の解体作業をさせる際、墜落制止用器具を着用させなかった疑い。足場の下には深さ29メートルの地下に続く開口部があり、足場から最深部までは高さ31メートルに及んでいた。
労災は5月7日、東京都港区の地下歩道におけるコンクリート強度の確認工事のなかで発生した。歩道は、平成28年頃に虎ノ門駅の再開発のために設置されたものの、現在まで使用されていない。
【令和7年3月12日送検】