【今週の労務書】『社員がやる気をなくす瞬間 間違いだらけの職場づくり』

2023.02.25 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

上司は自ら欠点開示を

 本書では、社員間の「関係性」に着目して、どんなケースでモチベーションが下がるかを分析している。管理職として、部下やチームメンバーがやる気を失わずに高いパフォーマンスを出すには、何に取り組めば良いのかを示す。

 分かりやすい例の1つとして、部下への声の掛け方を挙げる。休日出勤の翌日に「報告書、提出しておいて」と指示するだけか、感謝の気持ちや「代休はとれそう?」などの言葉を併せて伝えるかでは、大きく印象が変わると指摘した。自らの欠点や失敗談をさらけ出すことも、関係性を良くするうえでは効果があるという。

 社員間の関係性が改善すると、最終的には売上げや成果が高まるとの研究結果も引いており、興味深い。

(中村 英泰 著、田中 研之輔 監修、アスコム 刊、税込1540円、TEL:03-5425-6626)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

令和5年2月27日第3390号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。