「顧客利益実現型」へ サービス業の視点に立ち/社会保険労務士事務所リジョイス 所長 服部 英明

2023.01.29 【社労士プラザ】
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社会保険労務士事務所リジョイス 所長 服部 英明 氏

 かつて、購読していた雑誌が社労士特集を組んでいたことがある。社労士をそのタイプ別に分け、それぞれの特徴と企業が付き合うべき社労士像を詳しく解説していた。詳細は割愛するが、同誌がいう社労士タイプは①(顧問契約をした顧客に対して)寄り添い型、②事務処理型、③リストラ請負型、④受け身型、⑤「新」分野進出型、⑥(障害年金等)病気&けが社員対応型――の6つであるらしい。そして『企業が取引を見直すべきダメ社労士』は④の「受け身型」であると手厳しく論じている。

 翻って、今年で開業14年目を迎える弊所はどのタイプに当てはまるのかと考えると、1つのタイプに収めることはできないな、という結論に至る。なぜなら、弊所は「寄り添い型」、「リストラ請負型」、「事務処理型」の混合型であるからだ。

 都会と違い、業種特化しづらい地方事務所の典型例だともいえるが、それだけに、私が日頃から大切にしている視点がある。すなわち、「誰からお金をいただいているのか」、「何をすれば、顧客企業のお役に立てるのか」というサービス業としての視点だ。これは、長年の保険営業で身についた商売の基本姿勢であり、顧客に選ばれ続けるための秘訣でもあると考えている。

 もちろん労働社会保険各法の専門家として、必要に応じ「指導」や「助言」をしなければならないし、コンプライアンス意識が低い経営者には、ときとして苦言を呈さなければならない。しかし、そうした「先生業」以上に、まずは一人の人間として相手に敬意を払い、ベネフィットを提供し続けるという基本姿勢は崩してはならない。慢心や気の緩みは、お客様との信頼関係を損ねる原因の1つになるからだ。

 これらの点を踏まえ、自事務所の再定義を試みれば、「顧客利益実現型」の事務所であるといえるかもしれない。顧問契約を結び、会社の全体像を把握しながら、お客様利益の最大化をめざす。紛争解決が喫緊の課題になっていれば、徹底的に寄り添って解決する。離職者が多い場合は、賃金評価制度を提案または見直し、適用可能な助成金があれば提案する。こうした顧客との関係性維持はもちろん、私一人ではできない。事務方職員の支えがあるからこそ可能となる。この場を借りて改めて感謝したい。

 弊所の中長期的な課題は、後継者の発掘と育成である。「顧客利益実現型」事務所を維持・発展させるためにも、関係諸氏に感謝しつつ、課題の解決へ向け、努力していきたい。

社会保険労務士事務所リジョイス 所長 服部 英明【石川】

【連絡先はこちら】
〒921-8016 金沢市東力町イ18 パークレジデンス101
TEL:076-287-6830

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令和5年1月30日第3386号10面 掲載
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