2025年配信の労働関連コラム

2025.06.15 【社労士プラザ】
人的資本をはぐくむ/まちだ社会保険労務士事務所 町田 仁美 NEW

 近年、人的資本経営が注目されている。人材を「コスト」ではなく「組織の成長を支える大切な資本」と捉え、その価値を最大限に引き出し、企業価値を高めていくという考え方である。国の指針や国際規格も整備され、上場企業だけでなく中小企業でも、人の成長支援や働く環境づくりに力を入れる動きが広がっている。また、会社が社会から選ばれるために、一人ひとりを……[続きを読む]

2025.06.14 【書評】
【今週の労務書】『グロースマネジャー 新任管理職のキャリア開発』 NEW

心構えを築く10の質問  「みんなから信頼されるかどうか不安」、「自分の判断が間違っていたらどうしよう」――本書は、初めて管理職になった従業員の心理的・業務的な課題に焦点を当て、有効な支援方法を提案する。業務を管理するだけでなく、メンバー一人ひとりのキャリア成長をプロデュースする「グロースマネジャー」の概念を示し、メンバーと良い関係を構築……[続きを読む]

2025.06.12 【主張】
【主張】管理職研修で介護両立へ NEW

 厚生労働省は、改正育児・介護休業法が4月に施行されたことなどを受けて、介護離職防止に向けた取組みの留意点を示す「実務的な支援ツール」の作成を進めている(関連記事)。  このほど示した素案では、改正法が事業主に義務付けた「雇用環境整備措置」を両立支援の取組みの「ステップ1」に位置付けた。介護休業など両立支援制度の存在を知らずに労働者が離職……[続きを読む]

2025.06.12 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第113回 『木戸芸者らん探偵帳』 仲野ワタリ 著/神楽坂 淳 NEW

声色を使い分けて捕物  本書は時代小説には珍しい「木戸芸者もの」である。木戸芸者は、一般にイメージされる芸者ではない。現代で言えば「声優」である。芝居小屋の木戸で、役者の声真似をしながら芝居の名シーンを再現して、呼込みをする仕事だ。さまざまな声色を使い分けるのが特徴の仕事である。  主人公のらんは、16歳でこの仕事に就く。花嫁修業か木戸芸……[続きを読む]

2025.06.10 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】衝撃走った熱中症の「罰則」 NEW

 熱中症対策の強化を図った改正労働安全衛生規則が6月1日に施行している。背景には近年、気候変動により夏は尋常ではない暑さが続き、死亡災害や重篤化への増加が懸念されていることが挙げられる。改正では、「罰則付き」になるということで、産業界に大きな衝撃が走った。当然反対の声も聞こえてきたが、本稿を執筆している5月最終週の段階では、一応の落ち着き……[続きを読む]

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