【ひのみやぐら】マンネリ打破に強い意思を

2020.07.27 【社説】
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 安全衛生活動を阻害する大きな要因である「マンネリ」。とくに危険予知訓練(KYT)は、マンネリ化に陥りやすい。つい「形だけ」「実施しているだけ」になりやすく、通り一遍となる。毎日、同じ作業をしているのだから「『危険のポイント』や『私たちはこうする』といった欄が代りばえしないのは、仕方ない」という言い分もあるかもしれない。現場で取り組むKYTの形骸化に、頭を痛めている安全担当者は少なくないのではなかろうか。しかも労働災害は、安全衛生活動が停滞しているときに起きやすい。こういうタイミングこそ、とくに注意したい。

 KYTは自分、仲間がケガをしないために行うものだ。職場に潜む危険を先取りし、ケガの可能性を予知。問題点を発見して、解決していく。管理監督者自身が、正しく理解し率先垂範しなければ「やらされ感」だけが残ることになる。

 逆にいえば、職場が主体的に取り組んでいれば、活動に無理なく熱が入るといえる。月並みかもしれないが、マンネリになっている現状を打破するのは「災害を絶対に起こさない」という強い意思だ。現場を盛り上げるべきリーダーの管理監督者が「何とかしてこの問題を解決したい」「何かを変えたい」という問題意識を持つことが必要といえる。管理監督者は新しい〝仕掛け〟をつくることで、作業員は興味を持ち、安全に心がけて仕事に取り組むことができる。

 特集Ⅰで紹介する東急建設は、形骸化していた危険予知を刷新。KY手法を整理し、マニュアルを作成した。朝礼時に行う「一人30秒KY」など作業者はもとより元請職員が危険を考える活動として普及と定着を図った。マンネリに悩んでいる安全衛生担当者にはぜひとも一読をお勧めしたい。

 なお、中災防のホームページには「職場のKY活動マンネリ化チェックリスト」が掲載されている。「みんなであいさつをしていますか」「朝・終礼(ミーティング)のようすはどうですか」などの質問に答えていくとマンネリ化しているかが分かるようになっている。気になる人は、こちらのチェックリストも活用してみてはいかがか。

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2020年8月1日第2359号 掲載

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